- 2009年11月 2日 13:18
- 生物多様性をめぐる世界の動向
生物多様性について評価し、各国政府に政策提言を行う国際組織 "生物多様性と生態系サービスに関する政府間パネル(またはプラットフォーム)(IPBES:Intergovernmental Panel or Platform on Biodiversity and Ecosystem Services)"設立に関する第2回政府間会合が、2009年10月5日~9日にかけて国連環境計画本部(ナイロビ)で開催された。
同会合では、国際組織の設立という点では、大枠で合意されたものの、組織構成や組織の機能といった点では意見が分かれ、合意に至らなかった。同会合には、95カ国の政府関係者やNGO 15団体の代表者ら225名が参加した。
IPBESの設立に関する議論は、ミレニアム生態系評価(MA:Millennium Ecosystem Assessment)の結果を受けて始まった。IPBESに求められている役割は、MAなどの研究によって得られた科学的知見を政策に反映させる、いわば"政策と科学の仲介役"である。
MAとは、地球規模で生態系についての評価を行うために、国連主導の下、2001~2005年にかけて実施されたプロジェクトである。同プロジェクトによって、人類が生態系に大きな影響を与えていることが明らかになっている。
2010年5月には、IPBES設立に関する第3回会合が開催され、同会合で、IPBESを設立するか否かが正式に決定される予定である。
